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Fritz Reiner Conducts Richard Strauss-the Complete Rca & Columbia Recordings:

Strauss, Richard (1864-1949)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88883790552
Number of Discs
:
11
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description

フリッツ・ライナー・コンダクツ・R・シュトラウス
〜コンプリートRCA & コロンビア・レコーディングス


ライナーが残したR・シュトラウスの全録音を一つのパッケージにまとめた11枚組ボックス。R.シュトラウスとライナーの結びつきは深く、ライナーがドレスデン宮廷歌劇場の指揮者を務めていた時期[1914-1921]にはすでに交流があり、『影のない女』のドイツ初演をはじめ、『エレクトラ』『サロメ』『ばらの騎士』といったシュトラウスの主要オペラを積極的に紹介していました。
 また1949年からのメトロポリタン歌劇場時代の幕開けを飾ったのが『サロメ』であり、このセンセーションナルな上演と成功こそが、アメリカにおけるライナーの名声を確固たるものとし、1953年からのシカゴ交響楽団の音楽監督就任への道を作ったとも言われています。
 録音史上におけるライナーとR.シュトラウスの結びつきにも定評があります。ピッツバーグ交響楽団音楽監督時代にすでに『ドン・キホーテ』『英雄の生涯』を含む4つのオーケストラ作品をSP録音していますし、シカゴ交響楽団の音楽監督に就任し、1954年3月、RCAへの最初の録音に選んだのも『英雄の生涯』と『ツァラトゥストラはかく語りき』でした。この2曲はRCAにとっても最初期のステレオ録音に当たりますが、その空間性の再現は見事で、録音から半世紀以上を経た現在でも歴史的な名録音として高く評価されています。
 当ボックスには、COLUMBIAに録音されたピッツバーグ交響楽団とのSP録音と、RCAへのステレオ録音によるシュトラウス録音を網羅し、かつメトロポリタン歌劇場管やRCAビクター響と録音したオペラの抜粋3曲、そして1956年のウィーン・フィルとのDECCA録音による2曲の交響詩を収録しています。

【パッケージ仕様】
個々のディスクは紙ジャケットに封入。オリジナルLPジャケット・デザインとオリジナルLPレーベル・デザイン使用。外箱はクラムシェル・ボックス使用。録音年月日・マトリックス番号などの詳細なディスコグラフィ情報を含む別冊解説書付き。

【DISC1〜2】
ピッツバーグ交響楽団とのコロンビアへのシュトラウス録音4曲に加え、1949年3月のリューバ・ヴェリッチュを主役に据えた伝説的なメト・デビューの「サロメ」の直後にセッション録音された「サロメ」のフィナーレを収録。ピッツバーグ響との録音は、原盤を保有するソニークラシカルからは初CD化。メタル原盤からの復刻によって、これまで味わうことのできなかった音質の輝かしさがよみがえっています。

【DISC3】
1950年〜51年にかけてニューヨークで録音されたRCAビクター交響楽団とのモノラル録音。「死と変容」以外は、原盤を保有するソニークラシカルからの初CD化となります。

【DISC4〜7、9〜11】
シカゴ交響楽団との伝説的なステレオ録音の数々です。1954年録音の3曲は、第1・第2ヴァイオリンを左右に分けた対向配置によっているのも聴きものです(1956年以降はいわゆる「ストコフスキー・シフト」による通常配置となります)。リチャード・モアおよびジョン・ファイファーという1950年代〜70年代のRCAを牽引した名プロデューサーのもと、名手ルイス・レイトンがエンジニアリングを手掛けたこれらの録音は全てシカゴ響の本拠地オーケストラ・ホールのステージで収録され、当時最先端のステレオおよび3チャンネルによる高精細な収録技術によって、黄金時代を迎えていたシカゴ交響楽団の濃密で輝かしい響き、パワフルなヴィルトゥオーゾぶりを堪能することができます。2013年に発売された63枚組のライナー全録音ボックスのリマスターを使用しています。

【DISC8】
ライナーがウィーン・フィルとデッカに残したLP4枚分の録音から、1956年9月録音の交響詩2曲を収録。専属契約の制約が厳しかった当時デッカとRCAが提携関係にあったからこそ実現した夢のプロジェクトで、ジョン・カルショウ(プロデューサー)、ゴードン・パリー(エンジニア)というショルティの「ニーベルングの指環」を手掛けたコンビが携わっています。録音会場も「指環」と同じウィーンのゾフィエンザール。

【収録予定曲】
Disc1
・交響詩『ドン・ファン』Op.20
 ピッツバーグ交響楽団
 録音:1941年1月9日

・交響詩『ドン・キホーテ』Op.35
 グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
 ピッツバーグ交響楽団
 録音:1941年11月15日

・楽劇『サロメ』〜フィナーレ「ああ!私にキスさせてくれなかったわね」
 リューバ・ヴェリッチュ(Sp)
 メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 録音:1949年3月14日

Disc2
・交響詩『英雄の生涯』Op.40
 ピッツバーグ交響楽団
 録音:1947年11月10日

・組曲『町人貴族』Op.60
 ピッツバーグ交響楽団
 録音:1946年2月4日

Disc3
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28
 RCAビクター交響楽団
 録音:1950年9月20日

・交響詩『死と変容』Op.24
 RCAビクター交響楽団
 録音:1950年9月27日

・『ばらの騎士』〜第2幕 銀のばらの献呈「気高くも美しき花嫁に」
・『ばらの騎士』〜第3幕〜フィナーレ「夢なのでしょう」
 リーゼ・スティーヴンス(Ms/オクタヴィアン)
 エルナ・ベルガー(Sp/ゾフィー)
 RCAビクター交響楽団
 録音:1951年

Disc4
・交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30
 シカゴ交響楽団
 録音:1954年3月8日

・『サロメ』〜「7枚のヴェールの踊り」
 インゲ・ボルク(Sp)
 シカゴ交響楽団
 録音:1954年3月6日&1955年12月10日

Disc5
・『英雄の生涯』Op.40
 シカゴ交響楽団
 録音:1954年3月6日

・交響詩『ドン・ファン』Op.20
 シカゴ交響楽団
 録音:1954年12月6日

Disc6
・『エレクトラ』〜エレクトラのモノローグ「ひとりだ!たったひとりだ!」
・『エレクトラ』〜エレクトラとオレストの再会『何をお望みなの、見知らぬ人よ』
・『エレクトラ』〜フィナーレ「エレクトラ!ねえさん!」
 インゲ・ボルク(Sp/エレクトラ)
 パウル・シェフラー(Br/オレスト)
 フランシス・イーンド(Sp/クリソテミス)
 シカゴ交響楽団
 録音:1956年4月16日

Disc7
・組曲『町人貴族』Op.60
 シカゴ交響楽団
 録音:1956年4月17日

・『サロメ』よりフィナーレ「ああ!私にキスさせてくれなかったわね」
 インゲ・ボルク(Sp/サロメ)
 シカゴ交響楽団
 録音:1955年12月10日

・楽劇『ばらの騎士』より『ワルツ』(ライナー編)
 シカゴ交響楽団
 録音:1957年4月15日

Disc8
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1956年9月

・交響詩『死と変容』Op.24
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1956年9月

Disc9
・家庭交響曲 Op.53
 シカゴ交響楽団
 録音:1956年11月5日

・ブルレスケ
 バイロン・ジャニス(P)
 シカゴ交響楽団
 録音:1957年3月4日

Disc10
・交響詩『ドン・キホーテ』Op.35
 アントニオ・ヤニグロ(Vc)
 ミルトン・プレーヴス(Va)
 ジョン・ウェイチャー(Vn)
 シカゴ交響楽団
 録音:1959年4月11日

Disc11
・交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30
 シカゴ交響楽団
 録音:1962年4月30日〜5月1日

・交響詩『ドン・ファン』Op.20
 シカゴ交響楽団
 録音:1960年2月6日

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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ライナーのステレオ録音は全て持っているの...

投稿日:2018/05/17 (木)

ライナーのステレオ録音は全て持っているのだが、ピッツバーグ時代のものを聴きたくなって購入。これが驚きの音質だ。メタル原盤からの復刻の成果なのか、スクラッチノイズもほとんどなくSPとはとても思えない明快極まりないものだ。演奏も大変素晴らしく、シカゴ時代にはみられないような熱っぽい歌が溢れ古い録音ということを忘れて夢中に聴きこんでしまう。ライナーはピッツバーグ時代から凄い指揮者だったということを認識させてもらった。ヴェリッチュのサロメも可愛くて妖艶でいいねえ。シカゴ時代の演奏は言うまでもなく今も最上のシュトラウス。ライナーが強く望んだ「エレクトラ」全曲録音をRCAが認めなかったことは音楽史上の痛恨事といえよう。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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☆5個では足りない。録音状態、演奏、とも...

投稿日:2014/05/02 (金)

☆5個では足りない。録音状態、演奏、ともにすばらしい。モノラル録音も含まれるが、年代を考えればそれぞれいい方ではあるまいか。  中の紙ジャケットがオリジナルのLPジャケットの復元(裏面も)、レーベル面もLPをそのまま縮小したようで、ここまでこっていれば、ダブって購入するのもほとんど気にならない。  これでなお不足するものがあるとすれば、日本語解説がないことくらいか。その昔、93年頃に発売された「ライナー・コレクション」シリーズには、録音に関わる興味深いエピソードが載っていて非常に良かった。

長十郎 さん | 神奈川県 | 不明

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